浸水被害防止へ年度内完了
稚内建管は、枝幸町を流れる北見幌別川の改修について、早ければ5月下旬に河道掘削を一般競争公告する。河積を確保し、浸水被害を防ぐことが目的。2023年度をもって事業を完了させる予定だ。
同川は流域面積42.6km²、幹川流路延長46.5kmの2級河川。整備水準が低く、10年8月の豪雨により枝幸町歌登市街地で38haの浸水被害が起きるなど、洪水の発生が懸念されていた。
このため、河道掘削して河川流水断面積を広げ、災害発生時と同等の流量が流れても洪水を防ぐことを目的に、16年度に事業化した。
事業区間は、歌登市街地から下流3.5km区間と支川ケモマナイ川から上流3kmの2区間。23年度は3.5km区間で河道掘削729m、護岸整備56mに取り掛かり事業を終える。
総事業費は22億円で、うち23年度の事業費は1億8000万円を見込んでいる。