基礎改修2.2億円、レール交換に1800万円試算
釧路市は釧路西港区ガントリークレーンの基礎やレールの長寿命化を計画している。レールを優先的に進め、基礎の改修は関係者と協議をした上で施工方法や施工時期を固める。基礎の改修には2億2000万円を試算している。
釧路港は国際物流拠点として韓国・釜山港までの定期航路が運航。運航者は南星海運、代理店は三ッ輪運輸で、金曜日に出港している。
西港区第3埠頭のガントリークレーンは1991年の供用開始から、コンテナの積み卸しで活躍。つり上げ荷重は43.5tで、300mの岸壁に209mのレールが設置されている。
長寿命化を図るため、市は摩耗が進んでいるレールの取り換えと基礎の改修を計画。レールの交換に1800万円、基礎改修に2億2000万円をみている。
当初、基礎改修は8月に一般競争入札する予定だったが、定期船への影響や冬場でのコンクリートの品質確保などを荷役事業者と十分に協議する必要があることから、取りやめる。効果的な施工方法、施工時期が固まり次第、発注手続きに入る。レールの交換は6月に1者随契で決める。