RC造、2階、延べ3804m²の規模
遠別町は、2024年度着工予定の遠別中の建て替えに、工事費27億円を試算している。新校舎の一部で道産木材を使用するほか、太陽光パネルの設置などを計画。2カ年で整備し、26年度の供用開始を想定している。

メディアライブラリーのイメージ図
幸和405の1にある現校舎はRC造、2階、延べ3804m²の規模。屋体はS造、平屋、延べ987m²で、どちらも1971年に建てた。
改修を施してきたが、降雨時には雨水が外壁に浸透するほか、雨漏りも起きている。ボイラ管も穴が開くなど老朽化による不具合が著しいため、建て替えを決めた。
新校舎は現校舎のグラウンドに建てる。校舎はRC造、2階、少子化を考慮し延べ2663m²と現校舎より縮小する。屋体はRC造、平屋一部2階、延べ954m²とする。基本・実施設計はドーコンで進めている。
新校舎の1階には、生徒がタブレット端末を用いて発表などをするメディアライブラリーを設ける。床や天井には道産木材を使用する意向で、町教育委員会は「使える限り使いたい」と話す。太陽光パネルや省エネルギーボイラの設置も計画している。
現校舎解体は26年度の着手を予定していて、建て替えとは別で発注する考えだ。