発電機を18―27基配置 総出力は11万kw
レノバ(東京都中央区京橋2丁目2の1、木南陽介代表取締役CEO)と三菱マテリアル(東京都千代田区丸の内3丁目2の3、小野直樹執行役社長)は、共同で仮称・今金町住吉宮島風力発電の新設を計画している。総出力は最大11万3400kW。2028年5月の着工と30年10月の試験運転開始を経て、31年11月の営業運転開始を目指す。設計者、施工業者は今後選定する。
5日に縦覧開始した計画段階環境配慮書によると、事業実施想定区域は今金町の住吉地区と宮島地区にまたがる964.6ha。三菱マテリアルが鉱山の坑道の支持に使う坑木を採取するために保有している社有林だが、需要がなくなったため、再生可能エネルギーの事業用地として有効活用する。
単機出力4200―6100kWの発電機を18―27基配置する。ブレード枚数は3枚で、回転直径は117―164m、ハブ高さは84―167m、最大高さは143―249mとしている。
両社は函館市恵山地区で、大和エナジーインフラ(本社・東京)とともに特別目的会社を立ち上げ地熱発電所新設を目指していて、この縁で今回の事業展開を決めた。