13日開会の3定に提出 可決後、特定共同体募集
小清水町は公設公営で新設する認定こども園について、13日開会の第3回定例町議会に2023年度分の整備費5億8112万8000円を補正提案する。可決され次第、特定共同体を募集する。主体、電気、機械の3分割で、早ければ7月上旬に指名通知し、同下旬ごろに入札。8月の着工を目指す。
南町2丁目30の19にある町立小清水保育所は、町内唯一の認可保育所。園舎はW造、平屋、延べ905m²の規模で、1971年に完成した。老朽化や狭あい化が課題となっていることから、保育サービスや幼児教育の充実に向けて認定こども園を新設する。
建設地は元町2丁目の桜ケ丘団地跡地。延べ約1680m²の規模でRC造の平屋を基本とし、一部W造にする。南側には年齢に合わせ保育室を6つ置くほか、遊戯室や子育て支援ホールを配置。窓のある壁や建具などで仕切って見通しの良い間取りとすることができ、先生が子どもの様子を確認できるほか、災害時にも状況把握をしやすいフェーズフリーの設計とした。設計は日本都市設計が担当している。
総工費は14億4622万6000円を見込む。内訳は23年度分が5億7849万1000円、24年度分が8億6773万5000円。
町は13日開会の第3回定例町議会に6億8696万5000円を追加する一般会計補正予算案を提出する。可決されると、23年度一般会計は72億9639万9000円となる。