千歳美々ワールドで未整備区間解消
千歳市は、ラピダス(本社・東京)が次世代半導体工場を新築する工業団地の千歳美々ワールドに美々南通など3路線と調整池を新設する。3路線の総延長は約1.6kmで、いずれも2024年度に施工する見込み。美々南通と取り付け道路の測量調査設計は第2回市議会定例会閉会後、速やかに発注する方針だ。
美々785の65にある千歳美々ワールドでは工場新築に向けた造成が進むが、道路未整備区間があるため、美々西通、美々南通、取り付け道路を新設する。
美々西通は、道道早来千歳線から分岐してセイコーエプソンまで続いているが、南東へ約500m延長する。美々南通は美々西通新設区間の終点から東方向に伸び、延長約700mとする。取り付け道路は美々南通の終点から南に約400mの延長で、市道美々駒里線に接続する。
美々西通と美々南通の幅員は車道6m、路肩各2m、歩道各5mの全幅20m。取り付け道路の幅員は検討中で、両路線よりも狭くなる見込みだ。
調整池は、美々川への雨水排水の放水量を調整する目的で、美々南通沿いに新設する。
美々南通と取り付け道路の測量調査設計費4096万4000円を肉付け補正予算案に計上した。発注方式を検討中で、定例会会期内にも固める方針だ。美々西通の調査設計は指名通知済みで、13日に開札する。
3路線は24年度の降雪前までに完成させたい考えだ。