函館市が54億円の肉付け補正案 新幹線JR駅乗り入れへ調査

2023年06月15日 16時07分

南茅部病院移転の基本計画策定も

 函館市は、今月下旬開会予定の2023年第2回定例市議会に一般、特別、企業各会計を合わせて54億2755万5000円を追加する肉付け補正予算案を提出する。大泉潤市長が公約に掲げている北海道新幹線のJR函館駅乗り入れに向けた調査費を計上。移転新築と有床診療所化を目指す市立函館南茅部病院の基本計画策定費も盛り込んだ。

 補正額の内訳は一般会計42億3265万2000円、特別会計10億7954万1000円、企業会計1億1536万2000円。

 新幹線の函館駅乗り入れ検討調査費に3773万7000円を措置する。特急北斗やはこだてライナーが運行している新函館北斗―函館間17.9kmに北海道新幹線が乗り入れるという構想。軌道の改良に必要な整備費や課題、乗り入れた場合の効果などを調べる。

 老朽化した函館南茅部病院の移転新築基本計画策定には600万円を充てる。津波浸水想定区域内にある現病院を、安全で利便性の高い場所に移転し、病床数を減らして有床診療所化を目指す。24―26年度に設計、施工する方針だ。

 このほか、看護系大学の設置検討調査に着手。現在の市内看護師養成機関は専門学校が主流だが、幅広い知識や技術がある看護師の確保を目的に大学配置の可能性を探る。若者の市外流出を抑制する狙いもある。30万円を補正し、アンケートなどを進める。

 天然コンブ資源の回復に向けた漁場整備に5000万円を計上した。湯川団地の入浴環境の確保には2019万3000円を配分。住民が利用する公衆浴場が廃業を予定しているため、市が浴場を買い取る方針だ。

 第2回定例会前に開く6月臨時会には、物価高騰対策費を追加する一般会計補正予算案を提出する。いずれの案も可決された場合、23年度予算は一般会計が1488億3871万8000円、特別会計が1002億4337万3000円、企業会計が496億1733万5000円となる。


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