新3号棟建設に向け
旭川市は、市営住宅第2豊岡団地の建て替えに合わせて、旧1、2号棟の解体を7月上旬にも一般競争公告し、下旬から8月上旬までに入札する構えだ。RC造、4階の建物2棟の解体を1棟ずつ分離発注。跡地は新3号棟の建設地として更地にし、2024年度の着工に備える。
老朽化した現団地10棟202戸をRC造の4棟235戸に再編する。1号棟は19年度に完成し、2号棟はA・Bの2工区に分割してA工区を21年度に完成させた。現在はB工区を進めていて、23年度末の完成を予定している。
3号棟は、新1号棟西側の豊岡5条1丁目1の27に新築。住民の移転を終えた旧1、2号棟の建物が残っているため、3号棟建設に向けて建物を解体する。
旧1号棟はRC造、4階、延べ1737m²、旧2号棟はRC造、4階、延べ1901m²の規模で、解体は棟ごとに分けて発注。工事費は1号棟に1億―1億5000万円、2号棟に8000万―1億円を試算している。
解体後に建設する3号棟はRC造、7階、延べ3451m²を構想し、住戸は2LDKを中心に1LDK、2DK、3LDKを配置。実施設計は6日に創明建築設計事務所・廣建築設計事務所共同体が落札した。
3号棟は24―25年度の2カ年で施工する計画。工事費には9億8000万円を試算していて、実施設計で詳細を固める。