イオン新店舗移転に合わせ交通量増に対応
室蘭市は市場通線、日の出町2丁目2号通線、市場北通線の改良について、それぞれ2024年度早々に着工する計画だ。23年度は測量と実施設計を予定。実施設計は3路線一括で近く一般競争公告し、7月末に入札する。
3路線の改良は、イオン北海道が計画する室蘭店の公設地方卸売市場跡地(日の出町2丁目)への移転に伴う事業。モール型新店舗の外郭となり交通量の増加が見込まれるため、拡幅や右左折レーンなど付加車線新設、舗装打ち換えを図る方針。3カ年程度の工期をみている。
事業区間は市場通線500m(現況幅員15m、車道9m、歩道各3m)、日の出町2丁目2号通線150m(現況幅員18m、車道11m、歩道各3.5m)、市場北通線500m(現況幅員13.8m、車道7.5m、歩道国道側3.8m、同線路側2.5m)とする。
測量は4月に日章測量設計が落札し、8月まで業務を進める。実施設計は測量終了後に着手し、24年2月の完了を目指す。
工事の発注方法については今後固めるが、路線ごとの発注を視野に入れている。
市場通線と日の出町2丁目2号通線が交差する旧公設地方卸売市場正門前は、新店舗の入り口として活用される可能性がある。検討の中で必要性が生じれば、市場通線の旧正門前から国道36号までの350mも事業化する考えだ。