温浴施設やサウナも設置
芽室町が2022年5月から建て替えを進めてきた町営温水プールが6月末に完成し、7月1日にオープンする。プール建て替えの工事費は8億8116万円。25m10レーンや温浴施設、サウナなどを設けた。このほか、外構整備や勤労青少年ホームを改修し、トレーニングセンター機能を付加。多様なニーズや個人の能力に応じたスポーツ施設とし、健康づくりを推進する。
町で初のDBO方式を採用。設計・施工・維持管理・運営を一括で、オカモト(本社・帯広)を代表とする「オーク・めむろ」が担う。
新プールは東1条8丁目1の1で改築した。S造、2階、延べ2009m²の規模。半導体不足や建設資材の納期遅れのため、供用開始を当初予定の4月から7月に延期していた。
プールは初心者、中級者、上級者用など10レーンを確保。町民ニーズに応えるため、ウオーキングコースや深さ0.4mの幼児向けプール、採暖室がある。
トレーニングセンターは1億5940万5000円で整備した。勤労青少年ホーム(RC造、平屋、延べ615m²)を改修。トレーニングルームとレッスンスタジオがあり、スタッフが常駐する。外構は1億3088万9000円を充て、プール南側に駐車場108台などを整備した。
7月2日には、オーク・めむろが自主提案した温浴施設がオープンする。22年1月にスーパー銭湯鳳乃舞芽室が閉店したため、町内唯一の公衆浴場となる。
老朽化した旧プールは23年度末までに解体予定。5月にアスベスト含有が判明したため解体費を補正提案する見通しだ。跡地は、公園や駐車場としての利活用を検討している。
工事メモ
◇調査設計・工事監理▽創造設計舎▽アトリエブンク
◇建設・解体▽宮坂建設工業・川田工業・鍵谷建設JV
◇運営・維持管理▽オカモト・芽室ビル管理・十勝広域森林組合