総事業費32億円 中富良野町で区画整理150haなど計画
上川総合局産業振興部は、2023年度に新規採択となった中山間地域型なかふ旭中地区(中富良野町)について、25年度に着工する計画だ。調査設計は23年度から25年度までとし、工事と並行して進める。総事業費は32億円で、31年度の事業完了を見込む。
町市街地の東側に位置し十勝岳の麓に広がる同地区は、タマネギが50%以上を占め、水稲や小麦、ニンジンなどの営農を展開している。手狭なほ場を大区画化し、用排水施設を再配置することで生産性の効率化を目指す。
全体では区画整理150haを計画。このうち整地150ha、客土45.1haを整備。暗渠144.7haには60―150mmの合成樹脂管を用い、疎水材には木材チップを活用する。
用水路1万920mには硬質塩ビ管を、排水路5591mにはV形トラフを布設する。
同地区の受益面積は150haで、受益戸数は26戸となる。