函館開建が6、7日に施工 音や振動で車線逸脱を伝える
函館開建は、6月18日に八雲町野田生の国道5号で発生したトラックと都市間高速バスの正面衝突による死亡事故を受けて、町内の同路線で交通安全対策として中央線にランブルストリップスを施工する。総施工延長は約6kmを見込み、6、7日にかけては事故発生箇所を含む延長500mの区間に着工する。
ランブルストリップスは道路の舗装路面を削り、凸凹を連続して配置することで、その上を走行する車に振動や音を発生させる構造。主に車線を逸脱したことなどを知らせるために設置している。事故後の29日に八雲署などと開いた交通安全合同点検を踏まえ、設置を決めた。
対象区間は、北海道開発局が事故危険区間として選定している八雲町落部―八雲町内浦町間の約14km。このうち、約7.7km区間はランブルストリップスや中央帯による安全対策を実施済みで、未対策区間の延長の合計は約6kmとなっている。
今回設置するのは野田追川に架かる野田追橋の函館側起点から、道道桜野野田生停車場線との交点までの500m。6日午後9時から7日午前6時まで、片側交互通行の規制をして施工する。5号八雲町東野舗装補修ほかを受注している道南土木(本社・江差)が担当する。
それ以外の区間では、沿道の環境や道路の利用状況を踏まえた関係機関との協議が整い次第、順次施工する計画だ。