羅臼町は建て替えを進めている公住緑町団地について、2024年度からC、Dブロックの実施設計に取り掛かりたい考えだ。社会資本整備総合交付金を活用した24年度の公住整備1次要望で、同団地関連に1棟6戸の実施設計費を含め1億3174万3000円を挙げた。
緑町299の1に位置する同団地は、1962年度から91年度にかけて完成した23棟105戸を16棟94戸に再編する。全体で4ブロックを予定していて、Aブロックに2棟8戸(完成済み)、Bブロックに2棟12戸を整備。23年度の長寿命化計画の見直しで変わる可能性があるが、C、Dブロックは3棟14戸を構想している。
Bブロック2棟目(W造、2階、延べ464m²)は23年度で整備を終える見通し。C、Dブロックは既存住棟を解体後、Bブロックと同程度の規模で整備する。要望では5棟15戸の解体に2362万5000円、1棟6戸の実施設計と外構設計に各560万円、地質調査に700万円を盛り込んだ。
断熱化と水洗化を進める個別改善では、10号棟の工事費に8715万円、11号棟の実施設計費に276万8000円をみている。24年度以降は、10号棟から14号棟を対象に、1年に1棟のペースで進めたい考えだ。