維持管理費2億円
函館市は、2024年度の道路メンテナンス補助を活用する橋梁修繕に白滝橋など7橋を要望している。修繕を含めた維持管理費に事業費ベースで2億680万円を積み上げた。千歳橋は修繕設計に着手する見込みだ。
修繕は白滝橋、月見橋、谷地山橋、東山3号橋、東山4号橋、村中橋、運賀橋で計画。橋梁点検に基づく健全性はいずれも早期措置段階のランクⅢで、合わせて1億8100万円を要望する。
亀田川をまたぐ内環状通1号の白滝橋(33.2×9m、鋼橋、1985年完成)は、伸縮装置の取り換えや橋面防水に5200万円をみている。
湯川2―25線の月見橋(47×1.5m、鋼橋、71年完成)は松倉川に架かる人道橋。桁や床版、高欄の塗装などに4300万円を試算している。
谷地山沢川に架かる鉄山3号線の谷地山橋(7.4×4.1m、鋼橋、66年完成)は、桁と床版の塗装や下部の断面修復を見込み、要望額は2100万円とした。
その他の橋梁は、いずれもひび割れや断面の補修、橋面防水を想定している。東山地区の東山3号橋(5.2×4.3m、PC橋、80年完成)に1300万円、東山4号橋(3.1×7.7m、PC橋、80年完成)に1200万円を試算。戸井地区の村中橋(14.5×5.1m、PC橋、79年完成)に1600万円、運賀橋(3.3×7.6m、RC橋、66年完成)に2400万円をみている。
亀田川に架かる放射4―1号線の千歳橋(33.8×27m、鋼橋、84年完成)は、桁の塗装や橋面防水に向けた設計費として880万円を要望している。
このほか、24年度に前回調査から5年が経過する白滝橋など17橋の点検費に1700万円を求める。