萩原建設工業(本社・帯広)が技術支援するカンボジアのサッカースタジアム新築地鎮祭が日本時間の5日、建設地のシェムリアップで開かれた。現地の風習に倣い、上座部仏教方式でプロジェクト担当の濱田純也設計課長ら37人が線香を手に合掌した。式典後はブタの丸焼きなど供物を全員で口にした。
カンボジア1部リーグのアンコールタイガーFCが、リーグや国際大会基準の新スタジアムを計画。日本人オーナーと萩原建設工業の萩原一宏副社長が知人だった縁から技術支援を決め、現地の施工企業に品質確保やコスト面で助言する。
5万m²の原野にS造のメインスタンド(3階、延べ5600m²)とバックスタンド(2階、延べ1500m²)を建設。5000人を収容する。総工費は約2億9000万円。2024年8月のホーム開幕戦で供用を始める。
濱田課長は「事業の成功に向け熱意を持って現地関係者と取り組む」と意気込んだ。(帯広)