道建設部建築局は、道立北見病院改築を簡易型総合評価の施工計画審査タイプで23日にも公告する。概算工事費は、主体が5工区で計15億1000万円、電気と管がそれぞれ3工事で計12億6000万円。このほか、建具は2月中旬に制限付き一般競争公告し、3月に入札する予定だ。
心臓血管外科や循環器内科などの地域医療を担う道立北見病院(RC造、4階、延べ5913m²)は、老朽化対策のほか、北見赤十字病院との連携を兼ねて隣接地の北7条東2丁目にRC造、3階、延べ5295m²規模で移転改築する。
基本実施設計は、主体を石本建築・日本都市設計共同体、設備を総合設備計画・北日本技術コンサル共同体がそれぞれ担当した。
主体は、東1工区(4億6000万円)で施工計画審査Ⅰ型を適用。東2工区(2億6000万円)と西1工区(同)、西2工区(2億4000万円)、3工区(2億9000万円)はⅢ型とする。設備は強電(1億6000万円)、弱電(1億5000万円)、受変電(1億7000万円)、暖房(2億6000万円)、衛生(同)、空調(同)に分割する。
総事業費は約36億円。総工費は当初25億円の試算だったが、ロードヒーティングや擁壁などの外構工事を追加したため、29億円に積み増した。
工期は、擁壁などの外構を含む西3工区が15カ月、その他の主体と設備、建具が12カ月で、早ければ16年6月中旬に開院する。