網走中央商店街振興組合(田中雄一理事長)は、解体が進む旧金市舘ビル跡地の利活用法を考えるため、市民参加型ワークショップを開く。中心市街地活性化につながるサービスと施設の在り方を議論し、整備構想づくりに役立てる考え。初回は8月5日午後6時半からオホーツク文化交流センターで。10、12月にも開き、2016年1月ごろに成果をまとめる予定だ。
南4条東1丁目にある旧金市舘ビルは、主要テナントだったラルズ網走店が09年に撤退。14年10月に同組合が経済産業省の空き店舗解体補助を受け、ビルと土地を買い取り解体に着手した。
ことし6月には経産省の地域商業自立促進事業に採択。このほど、跡地活用基本構想の策定に向けた調査業務をKITABAに外注した。ワークショップはその一環として開く。
同組合は、物販テナントや学習室などを備えた3階建て程度の複合交流施設を検討していたが、「建物ありきではなく、中心市街地にどのようなサービスが必要か、商店街以外の意見が欲しい」と考え、既存案にこだわらずに意見を求めることにした。
ワークショップの参加者は先着30人とし、29日まで受け付ける。申し込み・問い合わせは同組合事務局、電話0152(44)5546まで。