浜中町が役場庁舎移転案見直しで耐震診断実施へ

2015年12月09日 19時18分

 浜中町は役場庁舎耐震診断業務を近く在来型で指名する。6月に移転改築を見直した庁舎の在り方をあらためて検討するために実施。結果を踏まえ、2016年度以降に改築や大規模改修などの方策を協議する。

 4定補正予算案に委託費271万1000円を計上し、繰り越し明許設定をする。

 霧多布東4条1丁目にある現庁舎(RC造、2階、延べ1452m²)は旧耐震基準による1967年の建設で、これまで耐震診断はしていない。部分補修で対応してきたものの老朽化が進み、道がまとめた津波浸水区域に位置し、地震や津波による浸水や倒壊が懸念されている。

 町は14年度、現庁舎裏手にある高台の湯沸山地区への移転改築を検討したが、15年の1定町議会で移転の条例案が否決された。国が事業費の70%を負担する緊急防災・減災事業債を見込んでいたが、16年度末が期限のため活用は困難となった。

 耐震診断で改築が必要と判断されれば、建設時期や建設地を含め、あらためて協議する。国に緊急防災・減災事業債の期間延長を要望しているが、認められなければ単費で整備する可能性が高い。


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