羅臼町が羅臼・春松統合中新設を7月にも公告-主体・設備3分割で

2016年03月02日 19時15分

 羅臼町は、羅臼中と春松中を統合して新設する知床未来中の校舎屋体一体型施設を主体、電気、機械の3分割で、7月にも一般競争公告する。8月上旬に入札し、臨時町議会の契約承認を経て着工する予定。工事費は19億8500万円、工期は2018年2月までを見込んでいる。地域要件などの入札参加資格は今後固める。

 建設地は栄町104の羅臼中敷地内で、RC一部S造、4階、延べ5266m²の規模。1階に職員室や理科室、屋体など、2―3階に武道場、多目的ホール、普通教室、図書室、特別支援室などをそれぞれ配置。校舎の一部や屋体を避難スペースとし、自家発電設備や備品庫、受水槽などを備える。4階は階段室のみとする。

 16年度は本体に着工するほか、基本・実施設計を担当したアトリエアクと監理業務を随意契約する予定。外構の実施設計に1255万8000円、校長・教頭用住宅改築の実施設計に248万4000円を措置し、4―5月に在来型で入札する。

 17年度は本体工を継続する一方で、校長・教頭用住宅を知床未来中建設地に隣接する栄町高台団地の敷地内に移転改築する。W造の2階建てで、1戸当たり72m²の規模。建築費は2970万円を見込む。17年度から2カ年で8000万円を投じ、羅臼中と春松中の校舎と屋体を解体撤去する。

 18年度は、建設地にある校長・教頭用住宅と教職員住宅計5棟7戸を700万円で解体撤去する。外構に1億5600万円を投じ、駐車場や野球場、サッカー場、陸上競技トラックなどを含むグラウンド、テニスコートなどを整備。通学路の屋根付き階段(シェルター)は1億1400万円で改修する。


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