北海道開発局は1日付で、2016年度第2四半期以降の発注見通し(工事情報)を公表した。工事は357件で、前年7月の件数より28件少ない。WTO政府調達協定対象工事は未公告4件を含む10件。部局別では、札幌65件、旭川52件、釧路49件、室蘭47件などとなっている。一般土木は211件で全体の約6割を占めた。業務は860件に上る。
工事規模が7億4000万円以上のWTO政府調達対象のうち未公告は、札幌の275号新石狩大橋P6橋脚ほか(一般土木)、函館の函館新外環状道路見晴トンネル(一般土木)と函館江差自動車道渡島大橋上部(PSコンクリート)、留萌の深川留萌自動車道バンゴベトンネル(一般土木)の4件。第2四半期(7―9月)に入札予定の見晴トンネルは近く公告となる見込み。このほか、新石狩大橋P6橋脚と渡島大橋上部は第3四半期(10―12月)、バンゴベトンネルは第4四半期(1―3月)に入札する予定となっている。
一般土木を等級別に見ると、A等級が8件で前年より4件少ないものの、A・B等級は15件多い44件、B等級は9件少ない66件などという状況。開建別では札幌が48件で最も多く、次いで釧路の32件、室蘭の30件、網走の25件などとなっている。
委託業務は157件減少。札幌が175件で最も多く、次いで室蘭の125件、旭川の103件と続く。発注形態を見ると、指名競争が半数を超える462件で最多。簡易公募型が162件、簡易公募型プロポーザルが134件、標準プロポーザルが65件、一般競争が36件などとなっている。