江別市は、江別版CCRC構想のモデル案をまとめた。核施設を設置する候補地として江別小跡地、野幌森林公園近隣地区、札幌盲学校跡地の3カ所を比較。生活利便性、多世代交流、社会参加の機会確保といった観点から、札幌盲学校跡地が最も優れていると位置付けている。
26日の総務文教常任委員会で報告したもの。江別版CCRCでは、市民をメインターゲットとした近隣転居型が基本。核施設の立地条件については、まちなか型と田園地域型、対象範囲をタウン型とエリア型に分類。江別小跡地はまちなか型・エリア型、野幌森林公園近隣地区は田園地域型・エリア型、札幌盲学校跡地はまちなか型・タウン型と設定した。
3候補地の中で最も優れているとした札幌盲学校跡地は、敷地面積が5・9ha。敷地内にサービス付き高齢者住宅などアクティブシニアの住まいを提供し、市が誘致中の高等養護学校と連携することで高齢者、障害者との共生を実現できるとしたほか、周辺大学での生涯学習機会提供、スーパーなどの立地状況、まちづくり協議会などによる活発な住民間交流なども踏まえ、CCRC構想導入へ熟度が高いと結論付けた。