道道真駒内御料札幌線の整備を進める札幌市建設局は2017年度、残る未改良区間約1・2㌔のうち、有明小側からの約240m区間に着工する考えだ。事業期間は19年度まで。総事業費は約5億円で、工事費には約2億円を見込んでいる。
真駒内御料札幌線は、厚別区の国道274号交点から清田区内を厚別川に沿って南下。滝野すずらん丘陵公園付近で北西に進路を変え、南区常盤で国道453号に連絡する延長約21㌔の幹線道路。
改良は01年度に真栄工区から着手し、有明工区を含む2つの工区で13年度までに約4㌔を整備した。
これに続く有明小からのすり付け部200mを含む1220m区間は、曲線半径が小さい急カーブが連続し、交通事故が多い。その上、路肩が狭いために冬季の堆雪幅も足りず、歩道が片側にしかないこともあって、通学路としての安全性が懸念されていた。
今回は、有明小から常盤方面に向かう狭小区間の拡幅や線形改良を計画。車道6・5m、片側歩道3m、計9・5mの現道を、車道6m、両側に路肩1・25m、堆雪幅3m、歩道3mを置く20・5mに広げる。
改良後の計画交通量は、1日当たり4200―5100台を想定している。