小樽市が銭函高架橋を耐震化-17年度から5カ年で

2016年11月21日 18時58分

 小樽市は、銭函高架橋の耐震化工事を2017―21年度の5カ年で進める計画だ。総事業費は数億円規模に上る見通し。工事は毎年度、1件ずつにまとめて発注する予定となっている。

 銭函高架橋は、国道337号と道道銭函インター線を結ぶ銭函山手線にあり、1996年に供用開始した橋長406m、幅員12・5m、14径間の鋼溶接橋。下部は逆T式橋台2基と橋脚14基で構成している。橋脚のうち1カ所は道路交差部に位置するため、左右2基に分かれている。

 東日本大震災などの経験を背景に、JR函館線や緊急輸送道路に指定されている国道5号をまたぐ同橋の耐震補強の必要性が高まったことを受け、市は所管部分の耐震化に取り組むこととした。

 計画では、橋台と橋桁、橋桁相互、橋桁と橋脚をつなぐ落橋防止装置を計7カ所設置するほか、巻き立て工法による橋脚14基の耐震補強を予定している。

 設計業務は、このほどドーコンが税抜き2560万円で落札。17年度は初弾工として、337号側の橋台と橋桁をつなぐ落橋防止装置などの設置工事を発注する方針だ。


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