清里町が情報セキュリティー対策で2要素認証システムを導入へ

2016年12月16日 08時06分

 清里町は、町内の情報セキュリティー対策強化の一環として、指静脈認証とパスワードの2種類の認証手段を組み合わせた二要素認証システムを導入する。個人情報の流出を防止するため、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)に関係する部署にとどまらず一般事務系の部署でも、パソコン端末にログインする際に2つの認証を求める。2017年3月から稼働を始める。

 システムはITサービス企業の北海道日立システムズ(札幌市)が提案。この指静脈認証は日立製作所が開発した生体認証技術で、近赤外線を指に透過させて得られる静脈パターンの画像と、あらかじめ登録した静脈の構造パターンを照合して個人を認証する。

 町総務課によると、指静脈は、手のひらや顔よりも複雑であるため認証精度が高く、偽造やなりすまし防止に効果があるという。また、装置が比較的小型なためデスク上に設置しやすいなど利便性にも優れており、採用の決め手になった。

 導入対象となるのは、マイナンバーを取り扱う住民基本台帳関連業務や税・社会保障関連業務で利用するパソコン40台に加え、事務系業務で使うパソコン130台の計170台。総務課は「今回のシステム導入を機に全庁的に職員のセキュリティーに対する意識が高まる」と期待している。


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