開発局の一般土木格付け動向、総合点で道内トップは岩田地崎

2017年03月14日 19時11分

 北海道開発局の2017・18年度一般土木格付けに関する道内・道外業者の動向が、本紙集計でまとまった。道内のA等級25者のうち、前回(15・16年度)より技術評価点が上昇したのは21者に上った。B等級では、道内268者の70.5%に当たる189者が上昇している。

 道内業者で総合審査数値のトップは、2792点の岩田地崎建設。この後を2718点の中山組、2666点の宮坂建設工業が続いた。技術評価点は宮坂建設工業、中山組、岩田地崎建設の順だった。

 道外業者の総合審査数値は、鹿島の3175点が最多。清水建設、大林組が続く。技術評価点のトップは清水建設で1173点。

 道内業者を所在地別に見ると、全地域で減少している。オホーツク管内は40者減となり、減少数が最も大きかった。一方で減少数が最も小さかったのは、留萌管内の3者。

 さらに等級別で見ると、A等級の業者数が増えたのは、早水組がB等級から昇格したことで1者増になったオホーツク管内のみ。一方で、札幌市内は2者、上川管内は1者それぞれ減少。道内業者全体では2者減の25者となっている。

 B等級は、胆振・日高管内で3者、渡島・桧山管内と上川管内で各2者、後志管内と宗谷管内で各1者それぞれ増えた。一方で減少したのは、札幌市(1者)、石狩・空知管内(2者)、十勝管内(7者)、オホーツク管内(1者)の4地域。道内業者全体では、2者減の268者だった。

 道内業者が5者増の386者だったC等級は、札幌市内(2者)、渡島・桧山管内(8者)、胆振・日高管内(2者)、十勝管内(11者)の4地域で増えている。

 D等級の道内業者は251者減の1381者。全ての地域で減少し、41者減になった胆振・日高管内の減少数が最も大きかった。

 道外業者は、A等級が1者減の30者。B等級は9者で変動なく、C等級は117者で54者増えている。D等級は66者減の595者だった。

 一般土木の17・18年度格付け基準点は、A等級が20点、B等級が10点それぞれ上昇し、C等級が80点下がっている。


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