大京(本社・東京)と住友不動産(同)がプランニングを進める、JR苗穂駅北口地区再開発の東街区に病院の誘致を検討していることが分かった。西街区で計画するマンションや商業施設、サービス付き高齢者住宅との相乗効果を図るのが狙い。2017年内に方向性を固める見通し。
JR苗穂駅の移転改築に伴い、札幌市東区北5条東10、11丁目周辺のJR北海道研修センター跡地約1・4haを利用した再開発で、JR北海道の事業パートナーに選定された両社が地区全体のプランニングを担当している。
先行して計画が進む西街区では、A地区に計画するマンションは28階、延べ3万7388m²で約310戸、その西側にサービス付き高齢者住宅を構想し、規模は約160戸、11階、延べ1万2088m²を計画。地区北側は3階、延べ2232m²の商業・業務地区とする。
今後、市が整備を予定しているJR苗穂駅北口前の道路を挟んで東側にある約6700m²の敷地では、病院の誘致を検討。駅周辺で今後、高層マンションが数棟建設されるため、近くに医療施設を設けることで、より機能面を充実し苗穂地区の活性化を図る。
東街区の展開についてJR北海道は、年内に方向性を固めていきたいとしている。