岩見沢市は、宿泊施設スパ・インメープルロッジ大規模改修を、早ければ7月に発注する考えだ。建築、機械、電気の3分割以上となる予定。10月上旬から工事に着手し、来年3月中旬のリニューアルオープンを目指す。事業費は約5億6000万円を見込んでいる。
毛陽町183にある同施設(W造、平屋、延べ2109m²)は1996年に完成。ログハウス風の造りで全16室を設けている。2016年度末の宿泊客数は4693人だった。
大規模改修を施すことで、施設の魅力を高めるだけでなく、パラリンピックの合宿誘致にもつなげる。
リニューアルでは、給排水設備や外壁、屋根など設備関係の老朽化改善のほか、6部屋あるファミリールームを廃止しデラックスツインを4室設置。シャワーや浴槽も付けて快適な環境を整える。
また、3室ある研修室は利用者が少ないため、1室をツインに改装。全体の客室数は、デラックスツイン7室、ツイン6室、コテージ2室の計15室となり、ベッド数は減少するが、1部屋当たりの広さにゆとりを持たせる。
このほか、スイートルームとしているホワイトバーチにも浴槽を整備。新たに露天風呂も設けるために温泉を掘り、男女の更衣室を拡張する。
浴室などの施設はユニバーサルデザインへと変更し、障害者や高齢者が利用しやすい施設を目指す。
発注は7月か8月ごろを想定しており、工事期間中、施設は閉館する。