道建設部は、道内建設業者による経営事項審査の2016年度受審状況をまとめた。申請数は前年度比1.1%増の7784件で、許可業者数に占める申請割合は39.8%と0.8ポイント上昇。大臣許可の申請割合が11年度以来5年ぶりに7割を超えた。知事許可業者の総合局・振興局別の申請割合は、宗谷と十勝を除く12地域で前年度を上回った。
許可別の申請数は、大臣が前年度比6.2%増の120件、知事が1%増の7664件だった。申請割合は大臣が70.2%、知事が39.5%。大臣は1.3ポイント、知事は0.8ポイントそれぞれ伸びていて、16年度は多くの発注機関において定期の入札参加資格審査があったことが影響したとみられる。
知事許可の総合局・振興局別に見ると、申請割合が7割を超えたのは桧山、留萌、日高の3地域で、留萌が最も高い73.5%だった。伸び率では2.3ポイント上昇した日高がトップ。桧山、オホーツク、釧路の3地域も2ポイント以上伸びている。
許可業者数が最も多い石狩は1774件の受審があり、申請割合は0.3ポイント上昇して23.1%となっている。
受審の推移を見ると、大臣と知事許可を合わせた申請数が10年前の06年度と比較して21.9%減少。13年度から8000件を割り込む状況が続いている。申請割合についても、13年度から4年連続で4割を下回っている。
知事許可業者の総合局・振興局別経審申請数は次の通り。(カッコ内は申請割合)
▽石狩=1774件(23.1%)▽渡島=823(48.5%)▽桧山=167件(72%)▽後志=382件(52.8%)▽空知=623件(56.4%)▽上川=750件(44.7%)▽留萌=169件(73.5%)▽宗谷=199件(65%)▽オホーツク=685件(58.8%)▽胆振=671件(40.6%)▽日高=228件(73.1%)▽十勝=680件(47.2%)▽釧路=334件(38.8%)▽根室=179件(56.6%)