東日本高速道路北海道支社は15日、WTO対象案件の北海道横断自動車道余市小樽舗装の落札者を、道路工業(本社・札幌)に決めた。落札額は38億7000万円(税抜き)。総延長約23・4㌔のうち余市側の約16㌔、面積で約26万m²を施工する。工期は780日間。
道横断道余市―小樽間は、札樽自動車道朝里IC付近に設ける小樽JCTから、余市町まで到達する延長23・4㌔の暫定2車線区間。総事業費は1192億円を見込み、2018年度の開通に向けて整備が進んでいる。余市町以降は北海道開発局が整備する倶知安余市道路(14年度事業化)と接続し、後志の広域ネットワークを形成する。
同工事では、余市ICから小樽市天神に整備する第一天神トンネル付近までの西側約16㌔を施工。残す約7・4㌔は、同じくWTO対象案件の北海道横断自動車道小樽東舗装で決定する。
参加業者は次の通り(①金額②技術評価点③価格評価点)
▽道路工業(札幌)=①38億7200万円②17・5③64・568▽ガイアート(東京)=①40億1000万円②15③60・419▽鹿島道路(東京)=①39億2780万円②16・25③63・322▽世紀東急工業(東京)=辞退