精鋭たちが腕前を競う―。東日本高速道路北海道支社とネクスコ・メンテナンス北海道は29日、夕張IC構内で第4回除雪車チャンピオンシップを開催した。道内全6事業所で除雪を担当する精鋭オペレーター18人が一堂に集い、除雪技術を競い合った。個人戦では、岩見沢作業所に所属する紺田勇斗さんが優勝し、団体戦でも同作業所が栄冠をつかんだ。
2014年1月に釧路で開催したふゆトピア・フェアの除雪機械競技会を参考に、両社は同年から開催。6事業所に配置する除雪オペレーター約640人から選ばれた精鋭18人が腕前をぶつけ合った。
競技は70点満点の減点方式で、安全知識や除雪の確実性、重機の操作性が評価項目。乗車前の安全点検から始まり、左カーブコース2カ所にセットした砂をどこまできれいに除去できるか競い、その後はS字のスラロームで走行タイムを計り、ドラム缶に設置した砂をマルチブレードで除去し、最後に車庫入れを行うという、難易度が高いコース。
個人戦で優勝した紺田さんは、第2回大会に続き2度目の優勝。得点は満点で、2位だった室蘭八雲作業所の照井康司さんとは同点で、タイム差で1位を勝ち取った。紺田さんは「優勝は狙っていたので最高に嬉しい。スピード感には自信があったが、今回は全体的によくできたと思う。団体の方も〝ことしこそは〟という気持ちで臨んだが、優勝できて嬉しい」と喜びを爆発させていた。
個人戦3位は、帯広夕張作業所の鷹巣健太さん。団体戦は準優勝が北広島銭函作業所、3位が帯広夕張作業所という結果だった。