2020年夏にも西小樽病院を移転改築 道済生会が集約

2017年11月01日 08時30分

 社会福祉法人恩賜財団済生会支部北海道済生会(小樽市築港10の1、島本和明支部会長)は、西小樽病院を移転改築する。総事業費に40億円を試算。同会が入る小樽病院を増築する形で、機能を縮小しながらの移転となる。基本・実施設計は久米設計が10月30日に落札。2020年夏のオープンを目指す。

 小樽市長橋3丁目24の1にある西小樽病院は、病棟や管理棟、職員宿舎など約20棟から成り、その多くが昭和30―50年代に建設された。構造はRC造やCB造で、総延べ床面積は約1万m²、敷地面積は約3万7500m²に上る。

 前身は結核患者用の病棟がメインとなる国立療養所小樽病院。02年に北海道済生会が引き継ぎ、医療型障害児入所施設のみどりの里を併設している。許可病床数は慢性期患者用100床(ことし3月から休床)、医療型障害児用120床。

 北海道済生会は施設を集約するため、同病院の機能を縮小し、みどりの里120床分が入る新施設を小樽病院に増築することにした。

 建設場所は小樽病院の職員駐車場として使っている3000m²ほどのスペース。規模はRC造、5階、延べ8200m²を想定し、施工に2カ年を見込む。新施設では、介護支援事業などのサービスも展開する見通し。

 現在の西小樽病院は20年度以降の用途廃止を予定。敷地利用については検討中だという。


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