新頭取に安田常務 来年4月、経営体制一新へ 北洋銀

2017年12月21日 18時55分

 北洋銀行は21日、安田光春常務を頭取、迫田敏高常務を副頭取に起用する2018年4月1日付人事を固めたと発表した。石井純二頭取は会長、柴田龍副頭取は副会長にそれぞれ就く。横内龍三会長は同3月31日付で顧問になる予定。代表権は安田、迫田の両氏が引き継ぐことになる。会見で石井頭取は、安田常務の起用について「未来に向けて果敢に挑戦していくためには、若い50代の人材に頭取の業務を専念させることが必要と判断した」と説明した。

「100年を見据えた経営を進める」と話す安田常務(左)と石井頭取

 同日、取締役会を開き、代表取締役の異動決議をした。新頭取となる安田氏は1959年10月5日生まれの58歳で、札幌市出身。慶応大商学部を卒業し、83年に旧北洋相互銀行に入行。企画や審査、営業推進、リスク管理と幅広い業務を経験しており、07年には賞味期限改ざんで臨時休業にまで追い込まれた石屋製菓に出向し、ブランド力回復や経営再建に大きく貢献した。

 同日、札幌市内で行われた会見には石井頭取と安田常務が出席。石井頭取は「本年度に創立100周年を迎えたことで、これを節目に次ぎなる飛躍に向け新たなスタートを切るため、経営体制を一新して臨むことが適切」と述べ、代表取締役の交代に至った理由を説明した。

 安田常務は「金融機関として最大限の貢献を果たすべく、今後100年を見据えた経営を進めていきたい」と抱負を語り、顧客の潜在ニーズ発掘や最適なサービスの提供、地域創生に向けた主体的な取り組みの強化などさまざまなソリューションの提供に全力を尽くすと述べた。


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