光の演出でインスタ映えの時計台を―。札幌電気工事業協同組合青年部(安藤慎也部長)は3日から11日まで、札幌市時計台をきらびやかなイルミネーションと幻想的なライトアップで飾り、市民や観光客が集う夜の撮影スポットを演出する。
電気工事業の技術やノウハウを生かし、都心の代表的な観光スポットの魅力を高めることで、観光振興に貢献しようと企画したもの。
2月27日午前から部員30人が現地に集まり、深夜にかけて、普段は薄暗い敷地内の樹木に輝くLEDイルミネーションを飾り付け。ビルの谷間に時計台や樹木が幻想的に浮かび上がるようライトアップした。
写真共有SNSのインスタグラムに見栄えの良い写真を投稿する「インスタ映え」という言葉が流行したことから、時計台正面にはイルミネーションで飾った撮影ステージも設けた。
期間中、インスタで写真投稿を受け付ける「フォトコンテスト」も開催。参加は「#(ハッシュタグ)時計台イルミネーション」を付け投稿すると良い。「映える」写真には記念品を贈る。
企画の中心になった徳安英治事業委員長は「観光だけでなく市民も集う場所になればと考えた。電気工事業を若い人にアピールすることで、担い手確保にもつながれば」と話している。