低刺激スキンケア化粧品を製造・販売するナチュラルサイエンス(本社・東京)は18日、白老町の旧虎杖中グラウンドに建設した工場「ナチュラルファクトリー北海道」の敷地内に整備した「ナチュラルスキンケアガーデン ナチュの森」を関係者に公開した。
同社は工場が完成した2017年8月から、グラウンドを約1・7haの「スキンケア工園」にする工事を進めてきた。設計は高野ランドスケーププランニングが担当。施工はコクサクが担った。工場を含めた全敷地は約5haになる。
人と自然が集い、大地の恵みを大切にしながら、肩の力を抜いてきれいで健康な時を体感する、心が喜ぶきれいをつくる―というのがコンセプト。
同工場では、隣接する親水公園を流れる湧水「カムイワッカ」を乳液や化粧水、せっけんなどスキンケア商品製造などに使用。園庭にも引き入れ、噴水や水遊びができるようにした。
土木工事で発生した土砂は、園庭を見渡せる丘や滑り台がある広場に再利用。ポニーや道産子と触れ合い、乗馬体験ができるエリアもある。工場前のテラスでは、湧水を使用したカフェレストランの料理を楽しむことができる。
21日から一般開放する。定休日は水・木曜日。午前10時から午後5時まで。入園は無料。
敷地内の旧校舎や旧体育館は修繕し、遊び心をくすぐる学校「こじょこじょ」として楽しみながら学べる体験スペースにする。19年5月オープンを目指す。