旭川農高生、森林土木の現場見学 治山の重要性学ぶ

2018年09月20日 07時00分

 旭川林業土木協会(新谷龍一郎会長)は18日、旭川農高森林科学科1年生39人を対象に現場見学会を開いた。生徒たちは座学で国有林事業や治山工事の重要性を学んだ後、実際の治山施設も見て回り、森林土木という仕事の一端に触れた。

 担い手確保対策の一環として、一人でも多くの生徒に森林土木について興味を持ってもらおうと取り組んでいるもの。今回で3回目を数え、上川中部森林管理署なども協力している。

 美瑛町白金の国立大雪青少年交流の家で実施した座学では、上川中部森林管理署の高金哲雄総括治山技術官が十勝岳で取り組んでいる治山工事と目的、治山施設の仕組みなどを解説。その後、一行はバスに乗車し、新谷建設が施工した十勝岳治山工事の現場を訪れた。

生徒らは導流堤の上を歩き、森林土木のスケールの大きさを感じていた

 上川中部森林管理署発注のこの工事は、延長130m、高さ約6mの導流堤を整備するもので、コンクリート打設量は約2000m³。10月末までの工期だが、施工自体は既に終えている。

 現場代理人の石山浩史土木部課長補佐が概要を説明した後、生徒らは導流堤の上を歩き、工事のスケールの大きさを肌で実感していた。

 見学会後、生徒代表の神馬妃那さんが「学校の授業で学べないことを多く知ることができた。きょうの体験を今後の就職活動に生かしていきたい」と述べ、協会員や道森林管理局職員に感謝した。


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