低気圧から伸びる前線の影響で、27日未明から昼にかけ大雨となった札幌市では、南区の旧支笏湖線の一部で延長4mにわたる路肩崩落が発生した。復旧作業は、31日以降に降雨などの状況を見て、着手する方針だ。
札幌管区気象台によると27日の1時間の降水量は最大27・5㍉を記録。午前10時ごろから、南区や中央区などを中心に、避難準備・高齢者等避難開始が発令され、大雨に対する警戒が強まっていた。
旧支笏湖線は、道道真駒内御料札幌線から分岐し、ゴルフ場・滝野カントリークラブの方向に向かい、行き止まりとなる路線。幅員は5m程度。路肩の一部が4m、高さ2―3mにわたり崩落し、道路維持業者がブルーシートや土のう設置などの応急対応を完了している。