北海道ガスの2018年度第2四半期決算は、売上高が連結、単体とも2期連続の増収で、前年度同期の過去最高額を更新した。要因の半分は電力販売で、顧客件数は12万5309件と年間計画の90%近くに達した。一方のガス販売は冷夏によって空調向け需要が落ちたほか、業務用を中心に北海道胆振東部地震に伴う大規模停電の影響も出たという。
連結で464億9400万円と過去最高の売上高を記録したものの、気温推移と震災の影響で計画には届かなかった。気温影響は、暖気による春先の暖房需要の減少と冷夏による空調向け需要の低迷が要因。ガス販売量は270万m³、金額換算で2億1000万円の影響が出た。
震災による大規模停電の影響もあった。ホテルの営業休止や工場の稼働停止などで、ガス販売量は160万m³、電力販売量は400万㌔㍗時それぞれダウン。合わせて2億2000万円程度の影響額となった。