札幌ピヴォ店 再開発含め夏までに方針

2019年02月08日 07時00分

 中心街ビル(札幌市中央区南2条西4丁目11、小田征洋社長)は、札幌市中央区でピヴォ(同)が運営するファッションビルに関し、建て替えを含めた再開発も視野に検討している。当初は耐震改修を構想していたが、周辺のビルを含めた一体開発案が浮上。関係者との協議を進め、夏までに方向性を決める考えだ。

 南2条西4丁目11にある札幌ピヴォ店(地下3地上9階、延べ9000m²)には、雑貨やスポーツ店、レコード店、洋服店など約60店舗が入居している。

再開発も含めて検討している札幌ピヴォ店。左は桂和MTビル

 ピヴォによると、施設は22年前に大規模改修を施しているものの、築40年以上が経過し、老朽化が目立っているという。札幌市が2017年に発表した大規模建築物の診断結果では、耐震基準を満たしていなかった。

 これを受けて耐震改修を構想。しかし、「施設内外に及ぶ大規模な工事になる」(関係者)ため、テナント入居者への影響も勘案し、建て替えなど再開発を含む検討を始めた。隣接する桂和商事の桂和MTビルといった周辺施設を含めた一体的な開発を視野に入れている。

 耐震改修だと着工は2年後の見通し。耐震診断を担当した東京のコンサルタント会社を交え、夏までに方針を固める。

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