駒沢大学付属苫小牧高校は1日、生徒寮「敬愛寮」の落慶式を現地で開催し、関係者ら約40人が完成を祝った。
市内明野新町6丁目35の1に建設した生徒寮の規模はRC造、4階、延べ2820m²。設計は西村建築設計事務所、施工は岩倉建設が担当した。
男女別々の玄関で、管理室を挟み、北側が女子棟(30室、最大42人収容)南側が男子棟(81室、102人)となっており、市外から通学する生徒を受け入れる。
生徒の入退室管理には静脈認証システムを導入。入居者はすでに定員の9割ほどが決まっているという。
同大の松原道一理事長はあいさつで施工会社などに感謝を述べ、「4月から生徒を受け入れる。信頼し合い、規律ある生活を送ることで、ますます苫小牧高が発展することと思う」と期待を寄せた。
生徒寮からの自転車通学は認められていないため、休日などに自転車を使ってほしいと、西村建築設計事務所と岩倉建設がシェアサイクル10台を同校に寄贈した。
このあと関係者らを招き完成記念祝賀会を開いた。