浜中町役場新庁舎建設に関連する工事・業務に携わる11者は3月28日、同町湯沸の高台に位置する建設地で安全祈願祭を開催した。町関係者ら84人が参加し、防災拠点となる新庁舎の無事故完成を祈念した。
新庁舎の規模はRC造、3階、延べ4180m²で免震構造を採用。設計は大建設計が担当した。2018年11月から敷地、避難道路、防災広場整備が進められている。新庁舎は21年1月6日の開庁を予定している。
神事では、カマを設計者の平岡省吉大建設計社長、クワを松本博町長、建築主体を請け負う丸彦渡辺建設・赤石建設・村井建設共同体の代表で丸彦渡辺建設の藤城英樹社長がスキを入れた。
神事終了後、松本町長は「就任時から災害に強いまちづくりを課題として考えてきた」と強調。津波が発生すると現庁舎が完全に水没し、避難場所としての機能を失うことに危機感を抱いていたことを明かし、「一つ一つの工事が滞りなく完成することを心から願っている」とあいさつした。