本支管布設や経年管対策
北海道ガスは2019年度、147億円の設備投資を計画している。天然ガスコージェネレーション施設の札幌発電所や新社屋建設などがあった前年度を9%下回る。本支管の布設や経年管対策など供給設備には21%増の69億円を充てる考え。北ガス石狩発電所電源設備増設の検討に入る。
ガス導管の延伸営業は平年並みの20・8㌔を計画する。対象は1100戸。18年度は1604世帯を対象に約20㌔を布設した。30年度までに100億円余りを投資し、約330㌔を整備する計画だ。16―18年度で約50㌔を延伸した。
26日に札幌市内で開いた会見で大槻博社長は「まだまだ都心や駅前でガス導管のない所があり、なるべく早く布設してガス化率を高めたい」と話した。
グループ本社ビルに併設する札幌発電所は6月の運転開始を予定。北ガス石狩発電所は、電源設備2台を増設できるスペースが残っているため、「必要があれば19年度に方向性を見いだし、状況によって工事に着手するかもしれない」と説明。風力発電にも意欲を示した。