NPO法人デジタル北海道研究会(理事長・斉藤誠一北大教授)は、建設業で高度なICT活用ができる人材育成を図るため、常設の体験型研修プログラム講座を開講した。設計や施工、維持を3Dデータで管理するBIM/CIMなど、国土交通省が推進する生産性革命「i―Construction」に対応できる人材拡大を目指す。
建設業や建設コンサルタント向け体験型研修はスポット的に開かれることが多い。同研究会は「受講機会が限られていた」として、6月から札幌市中央区の札幌駅前ビジネススペースを会場に、定期開催の研修プログラムを始めた。コースはソフトウエアを操作する体験型研修が有効なBIM/CIM、GIS分野が中心。定員10人の少人数制で、必要な機材、ソフトウエアは運営側が用意する。
要望に沿った研修の設定、札幌市外の行政機関や企業の出張研修にも応じていく方針だ。研修内容、料金、問い合わせは同研究会ウェブサイト(https://dghok.com/)から。
産学組織の同研究会は、産学官CIM・GIS研究会、北海道ドローン協会を運営。空間のデジタル化と社会的な利活用の普及に取り組んでいる。