2024年02月21日 17時15分
ラピダス(本社・東京)による千歳市内での次世代半導体工場新築が進む中、本格稼働を見据えた官民の動きが隣接地の苫小牧市内で活発になっている。同社幹部が苫小牧港を将来的な物流拠点に位置付けたことで、周辺の工業団地で関連産業の工場や倉庫の整備計画が相次いで浮上。AIへの活用を見込み、半導体に関する教育面での基盤も整いつつある。市街地を含め、これらと連動したまちづくりの青写真を描けるかが今後の鍵となる。
2023年05月01日 08時00分
道内主要ゼネコンが社員給与の賃上げなど待遇改善を進めている。新卒確保に向けた大卒初任給引き上げをはじめ、ベースアップ(ベア)や物価高騰対策の一時金支給などで若手社員の定着化を図っている。丸彦渡辺建設(本社・札幌)は賃金制度を見直し、大卒初任給を3万5000円引き上げた。現場を動かす人材の確保が急務となっている中、各社が知恵を絞っている。
2023年01月22日 10時00分
釧路公共職業安定所は16日、釧路製作所(本社・釧路市)に対し、積極的に障害者の就労支援をしているとして、もにす認定企業の通知書を交付した。道内では3社目の認定で、札幌圏以外では初となる。
2022年11月26日 08時00分
独自の奨学金制度を創設し、高校生を支援する植村建設(本社・赤平)が、第1号として認定した卒業生が同社の技術者として働いている。2019年に入社した工事部の山本海斗さん(21)。高校3年生の1年間、奨学金を支給してもらった。奨学生が同社に入社した場合、返済が免除される。山本さんは「手掛けた橋梁がきれいに修復したときがうれしかった」と目を輝かせ、技術者としてのやりがいや魅力を見いだしている。
2022年09月16日 08時00分
内装資材商社の永浜クロス(本社・札幌)は、グループ会社の内装工事業で技能向上支援の強化に乗り出す。資材卸から施工に至る内装関係が一貫したグループ体制を生かし、実際の現場に近い環境で練習できるトレーニングセンター新築に近く着工。スキルアップ支援を拡充し、持続可能な職人集団を形成する。