空知総合局は4日、5月に日本遺産に登録された炭鉄港のロゴマークを決め、岩見沢市内のホテルサンプラザで開かれた交流祝賀会で披露した。3案の中から投票で決定した。今後ロゴマークは関連イベントやグッズなどに活用される。
同総合局は、炭鉄港の普及とイメージ定着を図るため、炭鉱と鉄道、港湾を組み合わせたロゴマーク3案を選出。空知、後志、胆振の各総合局をはじめ、空知管内や小樽、室蘭などの役所・役場や関連施設など計102カ所での投票と、空知総合局ホームページからのインターネット投票を6月23日まで受け付けていた。
空知総合局の名苗拓央地域創生部長が決定したロゴマークを披露。石炭をイメージした六角形を背景に、「炭鉄港」の文字一つ一つにそれぞれの特徴である車輪や煙突、海の波、線路などをデザインしてある。
炭鉄港とは、空知、後志、胆振管内の13自治体などが取り組んでいる、空知の石炭、室蘭の鉄鋼、小樽の港湾、それらをつなぐ鉄道を舞台に繰り広げられた産業革命の物語。炭鉄港推進協議会はこの取り組みを文化庁に申請。5月20日に日本遺産に認定された。(岩見沢)
(北海道建設新聞2019年7月8日付10面より)