北海道建設新聞社は、2019年度のゼネコン道内受注高ランキングをまとめた。首位は仮称・北海道ボールパークなどを受注し約690億円に達した大林組。企業単独の受注額としては、調査の集計方法を暦年から年度に変更した07年度以降で最高額となった。以下は大成建設、岩田地崎建設、戸田建設と続き、上位4位までが300億円以上を確保した。上位10社は道内企業と道外企業とで半々。大林組と戸田建設が07年度以降の過去最高額を更新した。上位50社の受注総額は18年度比12.2%減の6792億7479万8000円。民間建築が過去最高額だった18年度に次ぐ約3800億円を積み上げたことにより、受注総額も過去2番目に高い数字となっている。
大林組は、第4四半期(1―3月)に北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の受注により約610億円を上乗せした。民間建築でトップになり受注額も689億7600万円に到達。第3四半期(10―12月)末の17位から首位に躍り出た。道北風力の川西ウィンドファーム建設を請け負っている。
大成建設は480億108万円を受注。幌延深地層研究センターの地下研究施設整備第2期2次工事や、クボタの苫小牧倉庫棟新築を積み上げ、第4四半期に約320億円を増やして2位につけた。
3位は岩田地崎建設で受注額は403億5592万円。札幌臨床検査センター本社ビルや札幌市北区北6条西1丁目のホテル、札幌トヨタ自動車北光支店などの新築工事を積み上げ、第4四半期だけで約150億円増加した。
北海道建設新聞2020年5月2日付の一部を抜粋。1、4、5面には表による業者別受注高ランキングを掲載しています。