コロナ禍収束後の人材交流見込み経産省が11月に開催へ
北海道経済産業局は11月をめどに、ロシアの高度人材と本道中小企業のマッチング事業を実施する。札幌の姉妹都市でロシア中部にあるノボシビルスク市が対象地域。オンライン会議方式での企業PRや面談を通して双方に接点をつくり、コロナ禍収束後の人材交流につなげる。
同地域との人材マッチングは2年目。昨年は道内IT企業2社と建設関連企業1社が渡航して、現地会場で来日就業の説明イベントを開き、札幌からIT2社もオンラインで参加した。ことしはコロナ禍で人の往来が事実上できないため、オンラインのみで開催する。
ノボシビルスクは理数系教育が盛んで国内でも人材輩出地として知られる。建設分野では名門の国立建築土木大学があり、日本での就業を望む学生に日本語教育も施している。
事業名は「北海道地域における中小企業・小規模事業者の人材確保支援等事業」で、実務はキャリアバンクに委託する。参加申し込みや問い合わせは同局国際課、電話011(709)1752まで。
(北海道建設新聞2020年8月24日付2面より)