北海学園大4年生の平田さんが設計 広い空へと意識を誘う家
北海道建築士事務所協会は、第45回北の住まい住宅設計コンペの最優秀賞に北海学園大4年生の平田奈羅さんの「かみひこうきの家」を選んだ。いつでも世界に向けて飛び立てることを実感させることなどが評価された。この他、優秀賞2作品、奨励賞4作品を選定した。
今回のテーマは新型コロナウイルス感染症で変化した生活環境を踏まえた「新キタスマ様式」。テレワークの積極的な導入など新たな生活様式を取り入れた住宅とすることを求め、応募作品53点の中から選出した。
最優秀賞に輝いた平田さんの「かみひこうきの家」は、札幌市南区澄川5条の崖の上に建設することを想定して設計。審査委員長の米田浩志北海学園大工学部教授は「傾斜する壁によって内部から外部、そして広い空へと意識を誘う。断面形状の操作が秀逸だった」とと講評した。
表彰式と座談会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とした。
受賞者は次の各氏。(カッコ内は所属)
◇最優秀賞▽平田奈羅(北海学園大4年)
◇優秀賞▽渡辺憲成(北海学園大大学院1年)▽岩谷蓮、飯ケ谷健(北海学園大4年)
◇奨励賞▽中村極(室工大大学院1年)▽伊藤冠介、相馬功希、佐藤来香、泉朝緒(札幌市立大3年)▽上木翔太、寺嶋啓介、野田暁布(北大大学院1年)▽川去健翔(室工大大学院1年)
(北海道建設新聞2020年12月7日付1面より)