老朽化改善とBP連携へ 北広島市がレクの森再整備を検討

2021年04月23日 10時00分

 北広島市は、レクリエーションの森再整備の検討を始める。隣接地に北海道ボールパークFビレッジ(BP)が開業することを踏まえ、老朽改善だけではなくBPと連携して魅力を高め、自然を生かした有効活用を目指す。施設全体の将来像を2023年度までにまとめる考えだ。

 江別市から北広島市に広がる野幌原始林の一部に位置し、敷地面積は6・3ha。1984年度に供用開始した。直近の利用人数は19年度7000人、20年度9626人。管理はシルバー人材センターに委託している。

 敷地内には、アスレチックコースの冒険の森、中心広場(9000m²)、水辺広場(3500m²)、休憩広場(1800m²)、林間学園前広場などがある。

 当初は24基あった遊具が、老朽化や台風の被害で21基に減少。現在は10基を稼働中で、更新には1基当たり300万円を見込んでいる。

 散策路も傷み全面復旧に至っていないほか、研修棟(W造、平屋、延べ148m²)は、老朽改善やトイレの洋式化が必要な状態だ。

 こうした課題とBP開業を踏まえ、市と林野庁で構成するレクリエーションの森管理運営協議会で検討を始める。遊具や研修棟の整備を含め、どのような施設にするか話し合う。

 BP開業で利用者の増加を見込む一方、市民の憩いの場でもあるため、両施設の役割を分担して、それぞれの価値を高められる活用方法を模索。市の担当者は「ポテンシャルはあると思う。自然の魅力を生かし、BPと連携して新たな活用ができれば」と話している。

(北海道建設新聞2021年4月22日日付14面より)


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