札幌市内のコワーキングスペースで
塗装提案や塗料販売を手掛ける函館島(本社・函館)は、北海道の自然にインスピレーションを受けて作った塗料「北海道カラー」の塗装サンプルを、札幌市内のコワーキングスペースで公開している。広大な森や雪原、ヒグマの毛並みなどをイメージし、質感にもこだわった全8色だ。
色彩計画家の片岡照博取締役が、塗料会社のヘイムスペイント(豪)が提供する材料を用いて作った。函館市内の店舗など数カ所で内壁に施工したほか、個人住宅で外壁にも使われる予定だという。札幌市内にあるコワーキングスペース「SAPPORO Incubation Hub DRIVE」の協力を受け、外廊下の壁にサンプルを塗っている。
同社は昨年11月の設立。人口減少が続く函館の街をもり立てる思いを持ったメンバーが集まる。片岡取締役は「色彩で街の景観を良くしたい」と話す。
(北海道建設新聞2021年6月3日付3面より)