乙部町は、滝瀬地区にあるシラフラ眺望スペースの再整備を計画している。初弾工は海岸に下りる通路の改良で、月内の指名通知、入札を予定。2024年度にスペース内での柵設置や駐車場の舗装に取り組み、利便性向上と一層の観光誘客を図る方針だ。
留萌建管は、ニシン漁で繁栄した歴史的に由緒ある増毛町市街を対象に新規事業化を目指す道道増毛港線の無電柱化事業について、2024年度北海道開発予算概算要望に5000万円を挙げている。実施設計に充て、電線を地中に収容するための掘削深などを算出する。
帯広建管は2024年度、帯広市内の弥生通(道道幕別帯広芽室線)で無電柱化に着工する計画だ。区間は南町南7線から西5条南28丁目までの1.6kmの両側歩道。23年度は2500万円で詳細設計を進め、総事業費や施工スケジュールを固める。
小樽建管は倶知安停線倶知安町など5路線の無電柱化について、2024年度の事業化を目指している。整備延長は合わせて4880m。初年度は詳細設計のほか一部着工を視野に入れている。
JR北海道が公募した「廃線跡地活用イノベーションプログラム」に、札幌市のスタートアップ企業「JAPAN AX PROJECT」の事業計画が採択された。一部廃止になった日高線や留萌線の駅舎などに〝壁画アート〟を施し、地域に再びにぎわいを創出するという。ミューラルアートと呼ばれる「壁画」を住宅の外壁や室内などに施工するビジネスを昨年9月に札幌市内で始めた山田真史代表(39)に、展望やビジネスの可能性などを聞いた。